一目惚れ婚~美人すぎる御曹司に溺愛されてます~
すごく素敵な笑顔に、一瞬騙されかけたものの、私の目は誤魔化せない。
「理世。本当に?」
「心配しなくていい。悠世が継ぐよりはマシだって思っているだろうな。祖父と父は引退状態で、ほとんどの仕事を俺に渡している。人脈があるから、まだ社には必要だが」
「理世が麻王グループのトップ?」
「そうなる」
理世の運転する姿をちらりと見る。
運転をする理世も素敵だった――って違うでしょ!
「ほら、琉永。新しい住まいに着いた。琉永が好きそうだと思ったけど、どう?」
さすが高級住宅地にある家は違う。
家の周りを高い塀で囲み、塀の向こうには青々しい葉を茂らせている木々が見える。
車から降りて、私は庭に入った。
庭だけでも、家がもう一つ建てられそうな広さだ。
「素敵な家。海外にある家みたいだけど、理世の家?」
「祖父が持っていた家のひとつを俺に譲ってくれた。悠世にはビルをやったから、俺にはこの家を渡したんだろう」
「家のひとつ? ビル!?」
――おじいちゃんからのお小遣いにしては、スケールが大きすぎる。
それとも、生前贈与だったのか。
「理世。本当に?」
「心配しなくていい。悠世が継ぐよりはマシだって思っているだろうな。祖父と父は引退状態で、ほとんどの仕事を俺に渡している。人脈があるから、まだ社には必要だが」
「理世が麻王グループのトップ?」
「そうなる」
理世の運転する姿をちらりと見る。
運転をする理世も素敵だった――って違うでしょ!
「ほら、琉永。新しい住まいに着いた。琉永が好きそうだと思ったけど、どう?」
さすが高級住宅地にある家は違う。
家の周りを高い塀で囲み、塀の向こうには青々しい葉を茂らせている木々が見える。
車から降りて、私は庭に入った。
庭だけでも、家がもう一つ建てられそうな広さだ。
「素敵な家。海外にある家みたいだけど、理世の家?」
「祖父が持っていた家のひとつを俺に譲ってくれた。悠世にはビルをやったから、俺にはこの家を渡したんだろう」
「家のひとつ? ビル!?」
――おじいちゃんからのお小遣いにしては、スケールが大きすぎる。
それとも、生前贈与だったのか。