一目惚れ婚~美人すぎる御曹司に溺愛されてます~
繊維会社だけあって、琉永の父親は、『Lorelei』の名前は聞いたことがあり、悠世が『Lorelei』のデザイナーと知り、驚いていた。
「な、なるほど。お金でなく、『Lorelei』と契約でも構わない! どうだろうか! うちの会社と契約を結んでは!」
「お断りだ。俺のブランドに使うわけがない。潰れるなら潰れろ」
冷たい目をした悠世は、媚びた声を一蹴し、俺を見る。
「これを琉永から預かっている」
俺は封書を渡す。
弁護士に持っていかせるつもりでいたが、やってくることを見越して、用意しておいた。
「絶縁? 相続放棄……?」
「相続放棄の手続きはすでに終わった。もちろん、妹のほうも。今後は弁護士を間に入れて、話しをするだけにしてもらいたい」
「俺の娘だぞ!」
「知らない男に売られ、結婚相手に金を要求するのが、親のやることか」
二度と利用されないよう俺が守ると決めた。
「近寄れないよう法的な措置をとる」
「なんの権利があって、そこまでのことをやるんだ!」
「権利? 俺が琉永の夫だからという理由以外に、理由がいるのか?」
「な、なるほど。お金でなく、『Lorelei』と契約でも構わない! どうだろうか! うちの会社と契約を結んでは!」
「お断りだ。俺のブランドに使うわけがない。潰れるなら潰れろ」
冷たい目をした悠世は、媚びた声を一蹴し、俺を見る。
「これを琉永から預かっている」
俺は封書を渡す。
弁護士に持っていかせるつもりでいたが、やってくることを見越して、用意しておいた。
「絶縁? 相続放棄……?」
「相続放棄の手続きはすでに終わった。もちろん、妹のほうも。今後は弁護士を間に入れて、話しをするだけにしてもらいたい」
「俺の娘だぞ!」
「知らない男に売られ、結婚相手に金を要求するのが、親のやることか」
二度と利用されないよう俺が守ると決めた。
「近寄れないよう法的な措置をとる」
「なんの権利があって、そこまでのことをやるんだ!」
「権利? 俺が琉永の夫だからという理由以外に、理由がいるのか?」