一目惚れ婚~美人すぎる御曹司に溺愛されてます~
シルバーの刺繍が細かく縫われていて、上半身の首から上にかけて、レースは手縫い。
特にシルバーの刺繍が見事で、まるでシルバーアクセサリーを纏わせたようなドレスになっている。
宝石のような白銀のドレスだった。
「紡生さん。これ……」
「うん。結婚おめでとう!」
事務所内に拍手が起きた。
「こんな立派なドレスをどうして」
「事務所のみんなで作ったんだよ。結婚祝いにね!」
「なお、注文したのは麻生専務よ」
美しいドレスに涙がこぼれた。
ショーですごく忙しかったはずなのに、いつの間にこんなドレスを作っていたのだろうか。
みんなで。このドレスを完成させてくれたことが嬉しかった。
「とびっきりのオートクチュールドレスを作ってくれって頼まれてね」
「あの腹黒専務のことだから、次はオートクチュールコレクションを狙っているんでしょ。『Lorelei』はオートクチュールコレクションに出てるし、いずれは『Fill』もって、考えているのよ」
「まったく腹黒い男だよ!」
紡生さんと恩未さんが両側に立って、私の肩を叩いたその時――
「誰が腹黒だ」
特にシルバーの刺繍が見事で、まるでシルバーアクセサリーを纏わせたようなドレスになっている。
宝石のような白銀のドレスだった。
「紡生さん。これ……」
「うん。結婚おめでとう!」
事務所内に拍手が起きた。
「こんな立派なドレスをどうして」
「事務所のみんなで作ったんだよ。結婚祝いにね!」
「なお、注文したのは麻生専務よ」
美しいドレスに涙がこぼれた。
ショーですごく忙しかったはずなのに、いつの間にこんなドレスを作っていたのだろうか。
みんなで。このドレスを完成させてくれたことが嬉しかった。
「とびっきりのオートクチュールドレスを作ってくれって頼まれてね」
「あの腹黒専務のことだから、次はオートクチュールコレクションを狙っているんでしょ。『Lorelei』はオートクチュールコレクションに出てるし、いずれは『Fill』もって、考えているのよ」
「まったく腹黒い男だよ!」
紡生さんと恩未さんが両側に立って、私の肩を叩いたその時――
「誰が腹黒だ」