一目惚れ婚~美人すぎる御曹司に溺愛されてます~
最初に声をかけてくれたのは、優しそうなお義母様だった。
「琉永さんは悠世さんも認めるデザイナーさんなんだとか」
「えっ!? 認める……?」
おっとりした理世のお義母さんに言われて慌てた。
隣の席にいた悠世さんは、私の戸惑った顔を見て笑っていた。
――もしかして、私が馴染めるように、悠世さんがそんなふうに言ってくれたとか?
「デザインのことには詳しくないけれど、悠世が人を褒めるなんてめったにないから、すごいのでしょうね」
悠世さんは知らん顔をして、ワインを飲んでいた。
私をすごいデザイナーと言いふらしてくれたのか、それとも、これは将来を期待して言ってくれたのか……
おかげで、親族席で嫌な思いをすることなく、これからも頑張るように言われた。
悠世さんに勝ちなさいなんていう激励の言葉をかけてくる親戚の方もいて、麻王一族内での悠世さんは、なかなか困った存在のようだ。
「息子ばかりだったから嬉しいわ。ぜひ本邸にも遊びにいらしてね」
「はい。お伺いさせていただきます」
「琉永さんは悠世さんも認めるデザイナーさんなんだとか」
「えっ!? 認める……?」
おっとりした理世のお義母さんに言われて慌てた。
隣の席にいた悠世さんは、私の戸惑った顔を見て笑っていた。
――もしかして、私が馴染めるように、悠世さんがそんなふうに言ってくれたとか?
「デザインのことには詳しくないけれど、悠世が人を褒めるなんてめったにないから、すごいのでしょうね」
悠世さんは知らん顔をして、ワインを飲んでいた。
私をすごいデザイナーと言いふらしてくれたのか、それとも、これは将来を期待して言ってくれたのか……
おかげで、親族席で嫌な思いをすることなく、これからも頑張るように言われた。
悠世さんに勝ちなさいなんていう激励の言葉をかけてくる親戚の方もいて、麻王一族内での悠世さんは、なかなか困った存在のようだ。
「息子ばかりだったから嬉しいわ。ぜひ本邸にも遊びにいらしてね」
「はい。お伺いさせていただきます」