一目惚れ婚~美人すぎる御曹司に溺愛されてます~
 真新しい内装にどんな服を置こうかとワクワクする。
 またなにか新しいデザイン画が描けそうな気がした。

「理世は私に欲しいものをくれるけど、理世自身はなにか欲しいものはないの?」

 木製のカウンターに寄りかかっていた理世が体を起こして、私にゆっくりと近づく。
 そして、頬に手を伸ばす。

「もう一番欲しいものは手に入ってる」
「私……?」
「そうだよ。夢にあふれたその目で、俺を見て熱を分け与えて」

 理世は私に触れてキスをする。
 目を閉じても壁の白色が、目蓋の裏に焼き付いて残り続けていた。

 ――なにものにも染まっていない白。

 また新しい夢が始まる。
 今、ここから、私たちの夢がスタートする――

【了】
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