僕惚れ③『家族が増えました』
トイレはそこから対角線上の隅っこに置いた。あらかじめ一緒に買っておいたコンテナボックスを横倒しにして、その中へトイレを入れて、ほんの少し死角になるようにした。
食事用、給水用の皿が一緒にセッティングできるようになった食器台は、アイランドキッチンのすぐ近くに置いた。そのほうがご飯の管理や水替えがしやすいからだ。
「葵咲、ベッドはどこに置こう?」
ドーム型になったベットを手に、理人が葵咲を見つめる。言いながら、何となくソファ横とかどうだろう?と漠然と思っていたのだけれど、葵咲も同じ考えだったみたいで。「ソファの近く……あのあたりがいいかな?」と、理人が思っていたのと同じ場所を指す。
「気が合うね、葵咲。僕もそこがいいかな?って思ってた」
にっこり笑ってそこへベッドを設置すると、当面の片付けは済んだ。
「セレが起きたらご飯あげようね」
子猫用のドライフードやウェットフードは、数種類ずつ買ってきてみた。恐らく雰囲気的にもう離乳は済んでいるころだと判断して、授乳に関するグッズは買っていない。
食事用、給水用の皿が一緒にセッティングできるようになった食器台は、アイランドキッチンのすぐ近くに置いた。そのほうがご飯の管理や水替えがしやすいからだ。
「葵咲、ベッドはどこに置こう?」
ドーム型になったベットを手に、理人が葵咲を見つめる。言いながら、何となくソファ横とかどうだろう?と漠然と思っていたのだけれど、葵咲も同じ考えだったみたいで。「ソファの近く……あのあたりがいいかな?」と、理人が思っていたのと同じ場所を指す。
「気が合うね、葵咲。僕もそこがいいかな?って思ってた」
にっこり笑ってそこへベッドを設置すると、当面の片付けは済んだ。
「セレが起きたらご飯あげようね」
子猫用のドライフードやウェットフードは、数種類ずつ買ってきてみた。恐らく雰囲気的にもう離乳は済んでいるころだと判断して、授乳に関するグッズは買っていない。