僕惚れ③『家族が増えました』
で、今日はどうかというと葵咲は生理でもなければ体調不良でもなく――。
マットレスに寝かせた葵咲の上にのし掛かりながら、彼女の形の良い胸へ服越しに触れた理人は、早くも「我慢できるわけないだろっ」と思っていた。
ダメだと思っているのに、葵咲に口付けながら彼女の服の裾からお腹を撫でさすりつつ、胸を目指している自分がいて。
ナイトブラというやつは、スポッと被るだけなので、留め具などはない。それこそタンクトップのように下からずり上げて脱がせればいいのだけれど、全部脱がすより、ふくらみをほんの少し押し潰すように布地が残っている方が興奮するのはお約束だよな。
(ってそうじゃなくっ!)
理人はついつい葵咲の身体に溺《おぼ》れそうになる自分と懸命に戦いながら、慎重に上を脱がせた。
「り、理人……っ、あのっ」
一人だけ明かりの煌々とついた寝室でカットソーを脱がされてしまった葵咲が、恥ずかしそうに身体を抱えて理人を見つめる。
その視線を受けて、理人は自分も上半身裸になると、葵咲の手に指を絡めて縫い止めた。
マットレスに寝かせた葵咲の上にのし掛かりながら、彼女の形の良い胸へ服越しに触れた理人は、早くも「我慢できるわけないだろっ」と思っていた。
ダメだと思っているのに、葵咲に口付けながら彼女の服の裾からお腹を撫でさすりつつ、胸を目指している自分がいて。
ナイトブラというやつは、スポッと被るだけなので、留め具などはない。それこそタンクトップのように下からずり上げて脱がせればいいのだけれど、全部脱がすより、ふくらみをほんの少し押し潰すように布地が残っている方が興奮するのはお約束だよな。
(ってそうじゃなくっ!)
理人はついつい葵咲の身体に溺《おぼ》れそうになる自分と懸命に戦いながら、慎重に上を脱がせた。
「り、理人……っ、あのっ」
一人だけ明かりの煌々とついた寝室でカットソーを脱がされてしまった葵咲が、恥ずかしそうに身体を抱えて理人を見つめる。
その視線を受けて、理人は自分も上半身裸になると、葵咲の手に指を絡めて縫い止めた。