魔法の恋の行方・ドラゴンのヘタレ純愛・シリーズ6(グラゴールとエリィ)
誘拐事件・19~20
<グラゴールの誘拐事件>
グラゴールの気持ちは、
急いていた。
自分の領地のトラブル解決のため、なかなか神殿に行く時間が、
取れなかったのだ。
翼を大きく広げ、神殿を目指した。
エリィは・・・?
ハーブの畑で、緑の頭が動いて見える。
葉を摘みながら移動している。
グラゴールは、
ほっと安堵の息を吐いた。
音を立てないように、果樹園の脇に着地した。
老婆の姿になり、果樹園の木の間を抜け、ハーブの畑へと歩いて行った。
「エリィ・・」
グラゴールが、小さい声で呼んだ。
緑の頭が振り向いた。
「まぁ・・こんにちは」
エリィが満面の笑みを浮かべて、
グラゴールのそばに小走りで来た。
「あのね、あのね、
合格したんです!あなたのおかげで!」
エリィが老婆に・・
いやグラゴールに抱きついた。
「ありがとう!!」
グラゴールは
エリィの柔らかな感触と、
大きな花束を抱きかかえたような
香りに頭がくらくらした。
グラゴールの気持ちは、
急いていた。
自分の領地のトラブル解決のため、なかなか神殿に行く時間が、
取れなかったのだ。
翼を大きく広げ、神殿を目指した。
エリィは・・・?
ハーブの畑で、緑の頭が動いて見える。
葉を摘みながら移動している。
グラゴールは、
ほっと安堵の息を吐いた。
音を立てないように、果樹園の脇に着地した。
老婆の姿になり、果樹園の木の間を抜け、ハーブの畑へと歩いて行った。
「エリィ・・」
グラゴールが、小さい声で呼んだ。
緑の頭が振り向いた。
「まぁ・・こんにちは」
エリィが満面の笑みを浮かべて、
グラゴールのそばに小走りで来た。
「あのね、あのね、
合格したんです!あなたのおかげで!」
エリィが老婆に・・
いやグラゴールに抱きついた。
「ありがとう!!」
グラゴールは
エリィの柔らかな感触と、
大きな花束を抱きかかえたような
香りに頭がくらくらした。