魔法の恋の行方・ドラゴンのヘタレ純愛・シリーズ6(グラゴールとエリィ)
エリィは聞いた。
「お庭は・・
何も植えないのですか?」
庭は平原のようで、所々こんもりとした木が植わっているだけだ。
グレーズは首をかしげて
「馬や馬車が通るからなぁ・・
草植えても、馬が食っちまうか
荒らしてしまうから
それに旦那様も、
何もおっしゃらないし・・」
「ここにたくさんのお花を植えたら、
この館がとっても素敵になると思うのだけれども」
エリィは少し残念そうに言った。
「そんじゃ、館の中も案内しますだ」
グレーズが言うと、エリィもうなずいた。
午後、
エリィは二人の仕事の邪魔を
しないよう、何枚かの紙をもらい
庭に出た。
小高くなっている石垣の上に座り、館の絵を描き始めた。
グラゴールも・・・
後ろの木の陰から、
気が付かれないように、ずっとエリィを見ていた。
「お庭は・・
何も植えないのですか?」
庭は平原のようで、所々こんもりとした木が植わっているだけだ。
グレーズは首をかしげて
「馬や馬車が通るからなぁ・・
草植えても、馬が食っちまうか
荒らしてしまうから
それに旦那様も、
何もおっしゃらないし・・」
「ここにたくさんのお花を植えたら、
この館がとっても素敵になると思うのだけれども」
エリィは少し残念そうに言った。
「そんじゃ、館の中も案内しますだ」
グレーズが言うと、エリィもうなずいた。
午後、
エリィは二人の仕事の邪魔を
しないよう、何枚かの紙をもらい
庭に出た。
小高くなっている石垣の上に座り、館の絵を描き始めた。
グラゴールも・・・
後ろの木の陰から、
気が付かれないように、ずっとエリィを見ていた。