初恋グラフィティ

それから私達はしばらく黙って互いの体温を感じていたけれど、


ついにユキちゃんがずっと待ってた言葉をくれた。




「俺達…、付き合おっか…?」


「え…?」


「俺達、付き合おう…?」


「…うそ」


「ホント」




微笑んだユキちゃんの言葉に、嬉しくて涙が出た。




…こんな日がくることをずっと願っていたはずなのに、


何だかまだ夢を見ているようだった。



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