初恋グラフィティ

そしてその間も私は毎朝のようにユキちゃんに学校まで送ってもらっていた。




恭平さんにはユキちゃんとはもう口をきくなと言われていたけど、


それはやっぱりできなくて、



ユキちゃんと顔を合わせる度に心をときめかせている自分がいた。






恭平さんのお母さんが亡くなって、1週間くらい経った頃。


初七日が終わって少し落ち着いたからと、恭平さんから久々に電話があった。




しばらく実家にいるんだけどこっちで会えないかと言われたので、


私は日曜日に彼の実家を訪ねてみることにした。











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