真夜中のサーカス
律がそう笑いながら言うと、「確かにな!」と友達も頷く。しかし、凪は困惑した表情でかばんの中を漁った。
「律、これを送ってきたのってお前じゃないのか?」
凪の手にあったのは、律が今手に持っているものと同じ封筒である。中身を全員で確認すると、三島凪様と名前が書かれ、その下には律に送られてきたものと全く同じ文が書かれていた。
「何なんだよ、それ」
「俺らのところには届いてないぞ」
「そもそも、そんなサーカス団なんてあるのかよ」
友達が口々に言い、サーカス団への招待状をもらった律と凪は首を傾げる。何故、他の友達には何も送られず、自分たちがサーカスへの招待状をもらったのか、送り主は誰なのか、これはただのいたずらなのか、恐怖が薄らと積もり始める。
その時、考え込んでいた凪が律の手を掴み、耳元に顔を近付ける。そして、「どうして送られてきたのか、わかったかもしれない」と囁いた。
「わかったって何が?俺たちが幼なじみだからか?それ以外、他の奴らと変わりなんてないだろ?」
「律、これを送ってきたのってお前じゃないのか?」
凪の手にあったのは、律が今手に持っているものと同じ封筒である。中身を全員で確認すると、三島凪様と名前が書かれ、その下には律に送られてきたものと全く同じ文が書かれていた。
「何なんだよ、それ」
「俺らのところには届いてないぞ」
「そもそも、そんなサーカス団なんてあるのかよ」
友達が口々に言い、サーカス団への招待状をもらった律と凪は首を傾げる。何故、他の友達には何も送られず、自分たちがサーカスへの招待状をもらったのか、送り主は誰なのか、これはただのいたずらなのか、恐怖が薄らと積もり始める。
その時、考え込んでいた凪が律の手を掴み、耳元に顔を近付ける。そして、「どうして送られてきたのか、わかったかもしれない」と囁いた。
「わかったって何が?俺たちが幼なじみだからか?それ以外、他の奴らと変わりなんてないだろ?」