夏の風
第四章 新しい恋
同窓会
10月に入ったというのにまだまだ暑い日が続いていた
そして
丈流くんと会えなくなってから3週間が過ぎようとしていた
あたしは今日も地元の橋の上から川を見下ろす
丈流くんの地元へ繋がっているこの川だけが唯一あたし達を結びつけているような気がする
「お〜い!飛び降り禁止だよ〜!」
ん?
飛び降り??
声の方に振り向くと、中学の頃仲がよかったマキがブンブンと手を振っていた
「マキ〜!久しぶりっ!」
「あぁ〜よかったぁ!!久しぶりに会った友達が橋から飛び降りて、あたしは第一目撃者になるかと思ったよ〜」
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