夏の風


「まぁまぁ、落ち着きなよ!じゃ、また来週集まってその時にお互い人数報告すればいいよな?」


瀬戸っちの助け舟で、あたしはコウキと言い合うこともなく、解散になった


コウキと陽斗とあたしは帰り道が同じだから、一緒に帰り、マキと瀬戸っちはそれぞれ用事があるからと帰っていった



「6時か〜解散には早すぎじゃねぇ?」


コウキが携帯で時間を確認しながら陽斗に言った


「だな〜飲むか!!
コウキの家で!」


「マジ?まぁ…いいけど」


コウキはブツブツ言いながらも承諾した


「亜耶も行こうぜ!」


「えっ?いいの?」


陽斗の誘いにテンションが上がる


「お前はダメだ!!」


「え〜っっ!!」


コウキの意地悪にテンションが下がる


「いいだろ?何ガキみてぇなこと言ってんだよ!」






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