夏の風


その点、二人は長身でなんとなく落ち着いているから高校生には見えない


あたしはおとなしく、コンビニの外で待つことにした




あっ!そうだ!ビールじゃないお酒頼めば良かったな



丈流くんはいないから、誰もあたしが好きなお酒を知らない




丈流くん…



一人になると丈流くんを思い出し、切なくなる







「お待たせ!
亜耶はビールよりこっちのほうが良いだろ?」


と陽斗が袋から出したのはグレープフルーツのお酒だった







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