夏の風


「まぁ〜!亜耶ちゃん可愛いわね〜!夕飯食べてって!急いで作るから!」



「あっ…お構いなく…」


コウキのお母さんはあたしの話しなんて聞かずにスリッパをパタパタさせて奥に行ってしまった





「いつまで喋ってんだよ!行くぞ!」


コウキが階段の上から叫んでいたのであたしは慌てて二階へ上がった




コウキの部屋は意外と片付いていて広々としていた



コウキがどこからか、テーブルを持ってきたのでその上にお酒とおつまみを乗せた




「よし!じゃぁ始めようぜ!」



「「かんぱ〜い!!」」


あたし達は缶をぶつけ合い、冷えたお酒を流し込んだ






< 146 / 279 >

この作品をシェア

pagetop