夏の風


「あ〜!楽しかったね!」


あたしはお酒も入っていたので少しハイになっていた


陽斗の前をたまにスキップしながら歩いていた


「亜耶さ…………の?」



「ん?何か言った?」



陽斗の声にスキップを止めて振り返る



「いや…だから、彼氏いるのかって聞いてんだけど?」



「あたし?全然いないよ!しかも片想いしていてサックリ振られたばかりだよ!」



「あぁ…そうなんだ」


「うん!ってか陽斗は?彼女いるんでしょ?」


「イヤ…俺も1ヶ月前に別れたばかりだよ」


「へぇ〜陽斗がフリーなんて珍しいんじゃない?」


「まぁな…
でもさ、亜耶ってここの地元ではいないタイプだよな?」







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