夏の風


陽斗との待ち合わせ場所の河川公園まで一気に走る


公園にはすでに陽斗が待っていた


「ハァ…ごめん…待った?」


「亜耶…俺の為に走ってきたのか?」


イヤ…そうじゃなくて…お父さんから逃げる為なんだけど…
でも、あたしは思わず



「うん」


と頷いてしまう


「そっか〜ヨシヨシ」



と陽斗は満足そうにあたしの頭を撫でる







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