夏の風
陽斗はあたしを可愛い雑貨屋さんに連れてってくれた
そこには女子高生が大好きなキラキラグッズが沢山並べられていた
「超可愛い!!」
あたしは手当たり次第、物色し何を買ってもらうか考えた
「亜耶!これは?」
陽斗が指さしたのは、キラキラのスワロフスキーがついた腕時計だった
「可愛い!!キレイ…
でも高そうだよ?」
あたしが陽斗を振り返ると
「そんなことねぇよ!
これ、このピンクのやつ亜耶っぽくねぇ?」
陽斗はショーケースの中にあるピンクのスワロフスキーの腕時計を指差した
「うん…好きかも」
「よし!じゃぁ…、
スミマセン!これ下さい」
陽斗は店員さんを呼び、ショーケースからさっきの腕時計を出してもらった
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