夏の風


陽斗は自分の言ったことを全く気にした様子もなく、スタスタと歩き


「腹へらねぇ?飯食おうぜ!」



と言い、パスタのお店に入った





「………耶!決まった?」



「えっ…あ、あたしこのトマトのパスタにしようかな…」



「わかった」


陽斗は二人分のパスタをオーダーすると


「ちょっと電話してくる」


と言って店の外に出た




あたしは買ってもらった腕時計を眺める



喜ぶ…べき…だよね?



ピンクのスワロフスキーがあたしの腕でキラキラ光る






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