夏の風
「あっうん。ビールじゃない美味しいやつが良い!」
「んじゃ、これでいっか」
丈流くんは、ピーチとかグレープフルーツとかの味のお酒を何本かカゴに入れ、レジに持っていった
レジの男の子は
「失礼しますっ!」
とカゴを受け取り、バーコードでピッ、ピッ、と商品を読み取っていく
「どうだ〜儲かってっか?」
丈流くんはニコニコしながらレジの男の子に言った
「いや…不景気っす」
「だよな〜ショボイ店だ、だからオレが買いに来てやってんだよ!」
「うっす、ありがとうございますっ!」
丈流くんは会計を済ませると男の子に
「じゃぁな、しっかり働けよ!」
と言いながら外へ出た