夏の風


もう、無理だと思った


陽斗と付き合うなんてあたしには初めから無理だったんだ



ハァ〜…


と、小さくため息をついたとき陽斗の携帯が鳴った



『お〜っす!コウキ何?…うん…あ?マジで?…あぁ…じゃぁまた!』




「コウキが、週末みんなで飲まないかって」



陽斗は電話を切るとあたしに言った



「飲むって…どこで?」


「問題は場所だよな?
ど〜すっか?亜耶も考えろよ!」







< 196 / 279 >

この作品をシェア

pagetop