夏の風
「よし!乗って!」
あたしはまたバイクの後ろにまたがり丈流くんにしがみ付いた
ブォン…ブォン…
バイクが風をきって走りだす
丈流くんは、少し走ったところでバイクを止めた
ん…?シンくんの家じゃないような…?
「降りるぞ!」
「あっ、うん」
バイクを降りると、そこは橋の下の土手だった
丈流くんは缶ビールの袋を持ち、土手に座った
あたしもその隣に座った
「シンくんの家に帰らないの?」
「あぁ…どうせ皆潰れてるし、外で飲むのも気持ち良いぜ!」
「…そうだね!」
あたしは丈流くんから、グレープフルーツのお酒を受け取った
プシュッ…
ゴクッ…
「これ!美味しい〜!ジュースみたい!」
「どれ?」
丈流くんはあたしのお酒を取ると、ゴクッと飲んだ
か・間接キスーーー!!!
「酒っぽくねぇなぁ〜、こういうのが好きなの?」