夏の風
それから数日後…
『ど〜お?誰か見つかった?』
と、またしても陽斗から電話がきた
『ごめん…中々ねぇ〜可愛い子はみんな彼氏いるから…』
『じゃあ、沙耶ちゃんは?』
『絶対無理!』
『そうか?今の男より、俺と付き合ったほうが良いと思うんだけど』
…沙耶だって選ぶ権利がある
それにお姉ちゃんの元カレなんかと付き合うような子じゃない
確かに陽斗はカッコいいけど、沙耶のタイプではないし…
『陽斗?悪いけど、あたしに頼らないで自分で探したら?』
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