夏の風


その後もしつこく電話をしてくる陽斗に限界を感じた頃



『彼女できたんだよ〜』


と、嬉しい知らせがきた



『本当に?良かったね!』




『しかも相手は、亜耶の高校の子なんだぜ!』




『えっ?はっ?なにそれ?』



『亜耶の学年に楓っていうすっげぇ可愛い子いるだろ?』



『うん!いる…ってまさか楓ちゃんと付き合ったの?』



楓ちゃんは確かにウチの高校で一番の美少女



あたしは一年生の頃同じクラスだったから、今でも学校で会えば話したりしている




『そうなんだよ!亜耶のことも知ってたぜ!』







< 229 / 279 >

この作品をシェア

pagetop