夏の風


『ど〜やって知り合ったの?』



『俺の高校の友達が同じ中学だったんだよ!で、紹介してもらってお互い気に入って、付き合うことになったわけ』



『そうなんだ…まぁ…良かったじゃん!』



ちょっと複雑だけど、やっと陽斗から解放されると思うと心底ホッとした



『亜耶はまだ男できねぇの?』



『あたし?あたしは…一応いるよ…前からずっと好きだった人』



そう…あたしには丈流くんがいる




『へぇ…亜耶にもう男がいるなんて意外だな…』



余計なお世話だよ!!




『お互い幸せになろうね!』




あたしは陽斗にそれだけ言うと一方的に電話を切った







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