夏の風


「美味し〜い!!
こんな美味しいチャーハン食べたことない!」



「本当?良かった!まだ沢山あるからおかわりしてね」



と言ってナナさんはキッチンへ戻った




「亜耶、調子いいなぁ〜!ナナさん、すっげぇご機嫌だぜ!」


丈流くんはまたヒソヒソとあたしに話しかけた



「本当のことだもん!」


「そうか?俺には演技に見えたぜ」



「もうっ!違うってば!」







『ピ〜ン、ポ〜ン』




「おっ!ご主人様のお帰りだぜ!」





「は〜い」



ナナさんの甘い声が響きわたる







< 249 / 279 >

この作品をシェア

pagetop