夏の風
初恋
しばらくして、あたし達はシンくんの家に戻った
時計を見ると1時を過ぎていた
皆散らかしたまま酔い潰れて寝ていた
志乃も男の人と一緒に寝ていた
「これじゃぁ、寝場所ねぇじゃん!」
丈流くんはブツブツ言いながら、あたしの手を取り
「2階に行くか」
と言って階段を上った
「シン!布団よこせ!」
丈流くんは無理矢理シンくんとサキから布団を奪った
「ちょっ…ん〜…丈流?」
「お前らはオヤジさんの部屋で寝ろよ」
「…ったく…サキ…駄目だ起きねぇ…」
シンくんはサキを抱き抱えながら他の部屋に行った
ってことは…
丈流くんと二人きり?!
ちょっ…どうしよう!!