夏の風
「………えっ?!マジで?」
玄関から明らかに迷惑そうなヤスくんの声…
「ねぇ?ヤッパリ迷惑だったんじゃない?」
「ヤスに気を使う事ねぇよ!早く食いな!」
丈流くんは全く気にせずガツガツとチャーハンを食べている
しばらくすると、ちょっと困惑ぎみな表情を浮かべたヤスくんがリビングに入ってきた
「ヨォ!お先にナナさんの手料理食べてるぜ〜」
「こ、こんばんは!お邪魔してます…」
あたしは遠慮がちに挨拶した
「おっ…おぉ!いらっしゃい…」
「ヤスくん!ナナさん料理上手だね!ヤスくんが羨ましいよね?ね?丈流くん!」
「ん…?あぁ…」
丈流くんは面倒くさそうに相づちをうった
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