夏の風


結局、ナナさんの至れり尽くせりのお世話を受け、あたし達は布団の中にいた



ヤスくんとナナさんは襖一枚の隣りの部屋で寝ている



「ヤス達、絶対やりだすぜ!」



「まさか!あたし達いるのに?!」



「関係ねぇよ!
俺達が先にやる?そしたら、ヤス達もやりやすいんじゃねぇ?」



「無理っ!嫌だよ!」



「そうはいくかっ!」



「キャッ!」



丈流くんは容赦なくあたしを攻めてきた



「…んっ」



「バカ…あまり声出すなよ」



「じゃぁ…触らないでよ…」



「その注文は却下だな」





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