夏の風


完全に丈流くんのペースにハマり、あたしは声を出さないようにするのが精一杯だった





「ハァ…ヤス達やったかな?」



「…知らないよ…」



「覗いてみるか?」



「やめなってば!」



丈流くんはイタズラっ子のような顔になり、そっと襖を開けた



次の瞬間…




「あ〜!ヤス!!
お前ら覗いてたな!!」




えーーーーーーーっっ!



は…恥ずかしすぎる…




あたしは真っ赤な顔で布団に潜り込んだ







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