夏の風
お母さんの手にかかると何故かスムーズに進み、時間ギリギリで美味しそうなトリュフが出来た
形のキレイなトリュフ10個を丁寧にラッピングし、残った不格好なトリュフをお父さん用に簡単にラッピングした
「あら?随分差があるわね」
お母さんが苦笑いしながら、ラッピングしたチョコを見比べていた
「いいじゃん!お父さんだって娘の手作りチョコが食べられるなんて、絶対幸せだよ!」
「それもそうね!」
「うっわ〜!お姉ちゃん手作りチョコ?!愛あるね〜!」
沙耶はお昼過ぎになりやっと起きてきた
「沙耶はちゃんと用意したの?」
「うん!昨日、買ってきた!
あっ!お父さんの分忘れた…」
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