夏の風


次の日、あたしは二日酔いか中々起きれなかった 


やっとの思いで布団から這い出すと外はまぶしい位の日射しで、太陽はすでにてっぺんを過ぎていた 


何時…? 



あれ…? 



丈流くんがいない… 



重い頭を抱えながら、階段を下りるとサキと志乃の声がした 



「お…はよう…」


「亜耶ー!大丈夫?何かかなり辛そうだよ!」


「サキ〜頭いたぁい…」


「もう、亜耶お酒弱いのに飲み過ぎたんでしょ?」


サキは冷たいウーロン茶を持ってきてくれた 


ゴクッ 


う〜ん!すっきりする! 


「亜耶ちゃん丈流に飲まされたの?」


シンくんに聞かれあたしは思いだした 



「丈流くんは?」





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