夏の風
週明け、まだ風邪が治りきらず重たい頭を抱えながら学校に行った
「おはよう〜!亜耶大丈夫〜?」
サキと志乃は朝から元気そうだ
「おはよう…土曜日ごめんね」
「ううん。でも残念だったね〜丈流くんも来たんだよ」
「本当に〜?ガッカリだよ」
「でもさ、やっぱり丈流くんは女ぐせ悪いよ〜」
志乃が不思議な笑いを浮かべながら言った
「…何かあったの?」
「また、ナミが来ていて〜ベタベタくっついたりしていたし、あたしにもキスしてきたんだよ!」
「えぇっ?!」
あたしは志乃が何を言っているのかわからなかった
「丈流くんに、志乃ちゃんキス上手いね!って言われちゃった!
ってかさ、丈流くんがキス上手いんだよね〜」
何それ…
ズキンズキン…
頭が痛くなってきた