夏の風


電車を降り、改札を出てロータリーに向かう 


迎え…って誰が来てくれるのかな? 


知らない人とかじゃないよね 


あたしはちょっと不安になり、サキに電話をかけようとバックの中にある携帯を探した


そして、バックから携帯を取出し電話をかけようとした時…


ブォン…キキーッ 


あたしの目の前に一台のバイクが止まった 


そのバイクに乗っていたのは 



丈流くんだった 



「よぉ!久しぶりだな!」


「うん…ど…したの?」



「ど〜した?ってサキちゃんに亜耶の迎えに行くように言われたんだけど?」


久しぶりに見る丈流くんの笑顔にあたしはドキドキした 



「そっか…ありがとう」



「早く、後ろ乗れよ!」



「うん」



あたしはバイクの後ろに乗ると丈流くんの背中にピッタリくっついた 






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