夏の風




シンくんの家に上がり、リビングに行くと本当に沢山の人がいた 


シンくんの家の広いリビングには一面に絨毯が敷かれている 

男暮らしのせいか、家具のようなものはほとんどなくて殺風景なリビングは、絶好の溜り場らしい



皆、いつも絨毯に座り込みながら飲み食いしてるから、絨毯は所々シミが出来ていた 



あたしは達はその見慣れたリビングに入るとシンくん達の方に近づいた 


「ホラッ、追加の酒」


丈流くんはさっき酒屋さんで買ってきたお酒を皆に渡した 


「サンキュー!丈流…川島先輩来てるぞ」


「あぁ…みたいだな?ちょっと挨拶してくる。
亜耶は皆とここに居ろよ!」


丈流くんはあたしの頭をクシャッとすると川島先輩の方へ行った 






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