夏の風


「亜耶!久しぶりっ!」


「サキ〜!何か髪伸びた?」


「そうかな?」


サキはお酒が回っているのかほんのり赤い顔をしていた 



あたし達が盛り上がって話していると 



「亜耶?…川島先輩が亜耶のこと紹介しろって…」


突然、丈流くんに言われた


「えっ?」


あたしは意味がわからなくて聞き返した


「ちょっと!!川島先輩はヤバイって!」


サキが丈流くんに詰め寄った 


「わかってるよ。紹介するだけだ」


「え〜っ?!危ないよ〜!」


サキの物凄く不安そうな顔を見てあたしも不安になった 



「行かなきゃ…ダメ?」


「う…ん。ごめんな、紹介するだけだから大丈夫だよ」






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