ずるすぎる幼なじみと甘々ふたりぐらし。
そしてお昼休み。
私たちは食堂にやってきて。
「うわー、すごい」
「なにここ、めっちゃオシャレじゃん!」
口々に歓喜の声を上げた。
だって、学食っていうイメージじゃなくて、どこかの高級レストランにでも来たかと思うくらい豪華だったから。
白を基調として清潔感にあふれていて、壁は一面ガラス窓になっていて、光がたっぷりふりそそいでいる。
外には木がたくさん植えられているから、緑が映えてとてもいい眺め。
ここが学校だってことを忘れて、のんびりお昼を楽しめそう。
でも。
「激混みだね、席とれるかなあ」
柚ちゃんの言う通り、ぽつぽつと空いている席はあるものの、4人が一緒人座れる席を探すのは難しそう。
もっと早く来ないとダメみたい。