ずるすぎる幼なじみと甘々ふたりぐらし。
「真柴くんありがとう!」
「今日はもうあきらめようって言ってたとこだったの」
みんなで真柴くんに感謝。
それから無事に注文を終えて、トレーを持って席に戻る。
私はオムライスを頼んだんだ。ふわとろの卵が黄金色に光っていて、テンションが上がる。
そういえば、まだ伊緒くんにオムライスを作ってもらったことないなあ。
絶対においしいに決まってるよね。
想像しただけで、顔がにやけてきちゃうよ。
ふふっ、今度リクエストしてみよう。
「モモ、そんなにオムライスが嬉しいの?」
「へっ?」
隣では、美雪ちゃんがじーっと私を見ていた。
わっ、やだ。恥ずかしいっ……。
「モモはオムライス大好物だもんね~」
「う、うんっ」