ずるすぎる幼なじみと甘々ふたりぐらし。
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お昼を終えて、美雪ちゃんと学校探検をしようってことで校内をふらふらしている私たち。
1学年10クラスもあるし、私立だからそれなりに設備も充実していて、見ていて面白いんだ。
迷路みたいだし、ひとりだったら絶対に迷って戻ってこれなくなってるよ。
そこは、しっかりものの美雪ちゃんと一緒だから安心!
色んな男の子が、チラチラ美雪ちゃんを横目で見て通り過ぎていく。
「ねねっ、美雪ちゃん、すっごい見られてるよ」
美雪ちゃんは、華があるんだよね。親友としても誇らしい。
隣の子は……きっと残念な子って思われてるんだろうなあ。
「私じゃなくて桃じゃないの~?」
なんて冷やかしてくるけど、絶対にそんなことあるわけないよ。