ずるすぎる幼なじみと甘々ふたりぐらし。
伊緒くんの抱き枕
「今日は1日ずっと晴れててよかった~。久しぶりの洗濯日和だったよ~」
日曜日の今日は、すごくいいお天気で。
張り切って、シーツやお布団のカバーを洗って干したりしてたんだ。
次のお休みが晴れるとは限らないし、一気に洗って干してひっくり返して……なんてことをしてたら、あっという間に1日が終わってしまった。
そんな私を見て、伊緒くんは呆れたように笑った。
「女子高生のセリフとは到底思えないな」
むー。またそういうこと言って。
「だって、1日家にいる時じゃないとお布団干せないんだよ?」
主婦って大変、お母さんってすごいなって改めて思った。
「すごく充実してたなー」
うーーーん、とソファで伸びをする私の正面では、
「それはよかったね」
不服そうな伊緒くん。
恨めしそうな目で私を見てくる。