塩彼氏の愛④ ドッキリ編
覚悟を決め、リビングのソファから
ダイニングの方へ移動し
椅子に腰掛けてボケーッとしてたら
15分くらいで


濡れた髪をタオルで拭きながら
Tシャツとスウェット姿のユンちゃんが
リビングに戻ってきた。


冷蔵庫から缶ビールを出すと
そのままゴクゴク飲みだした。


ユンちゃんがやると
ビール飲んでるだけなのに…
めちゃくちゃカッコイイな。


見た目って本当に罪だな…。


って!
いけない!いけない!
ハナ正気に戻るのよ!!



「ハナは何飲む?」

「私もビールがいい」


すると、再度冷蔵庫を開け、ビールを取り出すと私の向かい側の椅子に腰をかけて
それを差し出すと、ニッと笑った。



景気付けに
受け取ったビールを勢いよく流し込む。



ゴホッ 


ちょっとむせたけど…



さぁ いこーか  ユンちゃんよ




一世一代の大勝負!!
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