Re:ha:Next step study ~鬼指導教官にもっとやられっぱなし?!
『も~う・・・ぴよ〇んの甘さ、どっかいっちゃいましたよ・・・』
「真緒をごちそうになりました。でも、まだ腹減ってるな。」
あんなにかわいいぴよ〇んのせいで
午後1時から岡崎先生を早速堪能しすぎてとろとろになりそう
そういえば、名古屋駅からのぴよ〇んチャレンジで岡崎邸まで直行してきたから、昼食を食べていなかったあたし達。
『そういえば、お母さんから夜食べなさいってお弁当持たされたんです・・・昼はどうせ外食するんでしょ、だから夜食べなって。』
「おっ、純夏ちゃん特製弁当だな。前に作ってもらったのは高山からの特急の中で食べたんだけど、ホントに美味かったんだよな。」
初めて渡された純夏ちゃんお弁当が本当に美味しかったようで、紙袋からお弁当の包みを取り出して見せた瞬間、岡崎先生の顔がほころぶ。
それとは対照的に顔をしかめたのはあたし。
『お弁当ってこんなに軽かったっけ?やっぱりサンドイッチ?もしかして岡崎先生はお弁当はお米派だったら・・・』
「俺はなんでもOK!」
『じゃあ、コレ・・・はいどうぞ。』
岡崎先生にお弁当を渡した瞬間、なぜかお母さんの含み笑いが頭を過った。
そういえば何か企んでいるような顔していたけど・・・
そう考えを巡らせているあたしの隣でお弁当の蓋を開けた彼の動きが止まった。
『どうしました?何かありました?』
彼のお弁当を覗き込んであたしも目を疑った。
「純夏ちゃん、ぶっ飛んでるな~!!!・・・また痺れた。」
そこには
“元気1000倍、まむしのパワー!!!!!”と赤い文字のラベルが張り付けられているドリンク剤2本
そして、そのドリンクに脇を抱えられているかのように
”0.03”と大きな数字が書かれている箱がお弁当箱のど真ん中に鎮座している。
『新しいチョコ・・ですか?』
「ダメだ、真緒。これはお前が開けていいやつじゃない!!!」
『えっ、だってお弁当箱に入っていたんですよ?気になる~!!!』
「おい!!!真緒、待て!!!!」
焦る彼の制止を振り切って奪い取った、新しいチョコと思われる箱。
『コレ、すごい軽い・・・』
軽さが不思議だったけれど、また彼に制止されそうだったので、さっさとその箱を開封。
結果・・・
『・・・・・・・・』
「だから、言っただろ?」
ちょっと前に彼のキスを堪能してとろとろになっていたあたしには刺激が強すぎた
『純夏ちゃん~、ちょっと~!!! お弁当の中にコンドーム1箱とか・・ないでしょ・・そういえば、お弁当飲んで頑張ってって伊織クンに伝えてって言ってた。』
「お弁当飲んでって・・・それだけじゃないぞ。ほら、コレ。」
まさかのお弁当の中身にKOされかけていたあたしに岡崎先生が見せてきた1枚の紙。
それには
【伊織クンへ これで足りなかったら、最寄りのコンビニかドラッグストアへGO♪ 純夏ちゃんより】
という伊織激LOVEなお母さんからの激推しメッセージが書かれていた。