Re:ha:Next step study ~鬼指導教官にもっとやられっぱなし?!



『まさか・・・あたしのも・・・』

「真緒の分もお弁当あるのか?! 見せろ、早く!!! 」

『ダメです~!!!絶対ダメです。死んでも死守しますって!!!』


コンドーム&精力剤ドリンク入りのお弁当が彼の興味関心をそそったのか、あたし分のお弁当の箱も開けようとする彼。
今度は何が入っているかわからないこのお弁当箱を彼に見られるわけにはいかない
そう思ったあたしはそれを抱えて、さっき通ったばかりの玄関へ逃げ込んで、大急ぎでその蓋を開けた。


そこには

【 熟女の魅力に勝てるかしら? コレ、ハンデね。 伊織激LOVE純夏 】

というハート型に切り取られた紙に書き込まれたメッセージと
スケスケ生地で作られているピンク色のキャミソールと紐ショーツがきれいに折りたたまれて入っていた。


「さすがに弁当の中身は違ったんだな。」

『うわ~!!!!いつの間に・・・』


見られた
世の中では、“勝負下着”と言われているモノを・・・

しかも、岡崎先生のお弁当の中にはコンドーム
おまけに岡崎先生からは、高山駅であたしのお尻のかわいいホクロ見せろよまで言われている

エッチするとかしないとかを意識するなっていうのはもう無理

この後、どうなっちゃうの?




「真緒、食う?」


こんな時でも彼は真顔であたしにそう尋ねてくる。
しかも、さらっと、食う?って聞いてくるあたり
やっぱり経験豊富な大人の男の人なんだと思わずにはいられない


『・・・あたし、食うの?こんなお昼間から?』


大人はきっと昼夜とか関係ないんだ
そういえばこの人、朝ごはん食べる暇がもったいないぐらい、ヤる人と言われていた人だったしね


「は?」


あれ?
”何言い出してるんだ?”のニオイがする彼の ”は?”
頭の中がエッチなことで埋め尽くされつつあるあたしとは明らかに温度差がありそう
じゃあ、食うって何?


『だって、さっき、真緒、食うって・・・』

「あ~。そういうことね。食うよ。でも今はカレーライスを食うけどね。」

『・・・カレーライス・・・ですか・・・』



ドキドキしていた
もしかして、また岡崎先生に抱きしめられるかもって

初めての彼とのエッチは無我夢中で
自分がどうしたらいいのか
そんなことを意識する余裕なんてなかった

でも、肌と肌が触れる
指と指が絡む
目と目が合う
一緒に照れ笑いをする

それらがあたしに幸せという感情をもたらしたのは
今でもよく覚えている

それがまた、欲しいと思うのは
やっぱり破廉恥・・・なのかな?



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