・LOVER—いつもあなたの腕の中—
「信じられない? ホントに好きだよ」
出逢った時から私に恋していたのだ、と優しく耳元で囁かれたりしたら。一時の気まぐれでも嘘でも構わないと思えてしまう。
「優羽に副社長の所に寄るから夕食はパスって断られた時は、隆好に嫉妬したんだから。知らないだろ?」
「頑張れって、言ってくれたじゃない」
「これでも必死で耐えてたの!男の嫉妬なんてカッコ悪いじゃん」と口を尖らせた西田さんが、やたら可愛く見える。
とぼけて「そうだったの?」なんて言ってみると「そうだよ。言ったでしょ、好きな子には束縛するタイプだって」と速攻で答えが返って来るのも、なんだか面白い。
「仕事だとしても行ってほしくない、とか言っちゃう奴なわけ」
「仕事でも? めんどくさっ」
いけない、また言っちゃった。と慌てて口元を手で隠してみるも既に遅かった。そんな私を愛しそうに見つめてくれている西田さんは静かに口を開く。
「そう、面倒な奴なの。でも何があっても絶対に優羽のことは守るから。付き合ってくれる?」
「芸能人は恋愛禁止でしょ」
あなたは若者から指示されているのだから。疑似恋愛している女性ファンが絶対数いるはずだ。
そんな人が簡単に恋愛なんてしてはいけないんじゃないの?
出逢った時から私に恋していたのだ、と優しく耳元で囁かれたりしたら。一時の気まぐれでも嘘でも構わないと思えてしまう。
「優羽に副社長の所に寄るから夕食はパスって断られた時は、隆好に嫉妬したんだから。知らないだろ?」
「頑張れって、言ってくれたじゃない」
「これでも必死で耐えてたの!男の嫉妬なんてカッコ悪いじゃん」と口を尖らせた西田さんが、やたら可愛く見える。
とぼけて「そうだったの?」なんて言ってみると「そうだよ。言ったでしょ、好きな子には束縛するタイプだって」と速攻で答えが返って来るのも、なんだか面白い。
「仕事だとしても行ってほしくない、とか言っちゃう奴なわけ」
「仕事でも? めんどくさっ」
いけない、また言っちゃった。と慌てて口元を手で隠してみるも既に遅かった。そんな私を愛しそうに見つめてくれている西田さんは静かに口を開く。
「そう、面倒な奴なの。でも何があっても絶対に優羽のことは守るから。付き合ってくれる?」
「芸能人は恋愛禁止でしょ」
あなたは若者から指示されているのだから。疑似恋愛している女性ファンが絶対数いるはずだ。
そんな人が簡単に恋愛なんてしてはいけないんじゃないの?