・LOVER—いつもあなたの腕の中—
「あー心配、ホントに心配。話を聞いてるだけでも西田リュウが優羽に甘々な感じが伝わって来るし」
「心配し過ぎだよ。もし何かあったら守ってくれるて言ってたし」
「こら! そこは優羽が守るべきことでしょうが。守らせてどうすんのよ」
矢面に立てば叩かれ仕事がなくなり干されるのはリュウの方だと芽衣に釘を刺されてしまった私は、ピンと来ていなくて。心配してくれている芽衣を呆れさせる始末。
数週間後。久しぶりにリュウの仕事に同行する日がやってきた。今日は大手を振ってリュウに同行できることが嬉しい。予定されているのは、ポスター撮影と場所を変えてのインタビューだ。
事前に用意していた文房具を社名の入った紙袋に詰め慌ただしく本社を出発する。
数日前にはリュウから「待ち合わせをして現場に行こう」と提案されていたけれど、芽衣からの忠告も気になり。これは仕事だから、と断ってしまった。
せっかくの誘いを断るのも辛かった。ドラマの撮影が忙しいらしく、あれからまともに会っていなかったため本当は少しでも同じ時間を過ごせるのだから、待ち合わせをしてリュウと一緒に行きたかったけれど。
リュウがうちの仕事をしている以上、仕事とプライベートは分けた方がいいと思ったのだ。
「心配し過ぎだよ。もし何かあったら守ってくれるて言ってたし」
「こら! そこは優羽が守るべきことでしょうが。守らせてどうすんのよ」
矢面に立てば叩かれ仕事がなくなり干されるのはリュウの方だと芽衣に釘を刺されてしまった私は、ピンと来ていなくて。心配してくれている芽衣を呆れさせる始末。
数週間後。久しぶりにリュウの仕事に同行する日がやってきた。今日は大手を振ってリュウに同行できることが嬉しい。予定されているのは、ポスター撮影と場所を変えてのインタビューだ。
事前に用意していた文房具を社名の入った紙袋に詰め慌ただしく本社を出発する。
数日前にはリュウから「待ち合わせをして現場に行こう」と提案されていたけれど、芽衣からの忠告も気になり。これは仕事だから、と断ってしまった。
せっかくの誘いを断るのも辛かった。ドラマの撮影が忙しいらしく、あれからまともに会っていなかったため本当は少しでも同じ時間を過ごせるのだから、待ち合わせをしてリュウと一緒に行きたかったけれど。
リュウがうちの仕事をしている以上、仕事とプライベートは分けた方がいいと思ったのだ。