【完】溺愛体質の彼は私に好きと言わせてくれない
「こんなの俺らしくねぇ…!」





八雲はそう言うと、ジャケットのポケットからスマホを取り出してどこかへ連絡をとり始めた。






「依乃里、昴先輩手伝ってくれ」






「何をするつもりだ?」






昴がそう聞くと八雲はニヤッとして目の色を変えた。






「動画クリエイターとしての本領発揮だ!」







十分後、一台の車が到着すると同時に八雲は体育館の外に出て、大きな機材を運び始めた。






「皆も手伝ってくれ。この説明会、学校の歴史に残るくらいすげーものにしてやる…!」
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