嫌いだったのに好き
惹かれていく

デート

仕方なく準備をし、公園に行った。
羽山くんは、公園の駐車場に車を止めて待っていた。
「早川さん。おはようございます。」
「おはよう。」
「乗って下さい。」
渋々乗った。

「行きたいところありますか?」
「別にない。」
「じゃあ、海鮮丼食べに行きませんか?食べれますか?」
「はい。」

「そんな機嫌悪そうにしないで下さい。」
「いやいや、休みの日に、なんで羽山くんといなきゃいけないの?」
「いいじゃないですか。暇だったでしょ?」
「暇じゃない。」
「じゃあ、何で来れたんですか?」
「それは無理やり・・・。」
「あはは。やっぱり、暇だったんでしょ?」
「そうです。暇でした。」

『ムカつく。こいつのペースだ。』
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