嫌いだったのに好き
 2人がお手洗いに行ったため、ボーッと飲んでいると、当時係長だった矢嶋さんが隣に座った。
「このあと、2人でバー行かない?」
「奥さんいるんでしょ?帰らなくていいんですか?」
「まだ、いいじゃん。」

新人歓迎会は解散した。
矢嶋さんと2人でバーに行った。

「早川さん、俺のこと好き?」
「え?まぁ、好きですよ。」
「ありがとう。」

流されるまま、ホテルへ行ってしまった。

それから2年、時々、矢嶋さんの都合で呼び出され、ホテルへいったり、私の住んでるアパートに来たりしていた。
 
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