再会してからは、初恋の人の溺愛が止まりません
両思いになって、彼氏彼女になれれば不安はなくなると思った。
でも、実際付き合ってみれば幸せを感じると同時に不安も付きまとうの。
思いが通じ合うことは奇跡に近いことだと言うのに。
私はどんどん欲張りになっていく。
人並み以上に独占欲が強いかもしれない。
私の心の中身を覗いたら、いくら優しい悠くんでも、私の浅ましさにきっと幻滅するに違いない。
「響以上に綺麗で可愛い女の子はいないよ」
そんな私に悠くんは勿体ない言葉を差し出す。
「い、いるよ……っ、ん」
反論してみたけど、悠くんは突然私のあごを手に取り、上を向かせて唇を塞いだ。
塞がれた唇は中々解放されず、息継ぎができない私はきつくまぶたを閉ざしてなすがままにっていた。
酸欠で息苦しくなればなるほど、悠くんのシャツを掴む手に力が入り込んでしまう。
苦しい……でも、心地いい。
ぼんやりとした意識の中、私は悠くんのキスの甘さに浸り続けていた。
長いキスはようやく解放された。
私は足りない酸素を求めて肩で大きく息を繰り返す。
「不安が無くなるまでキスしようか? あの夜みたいに」
頭をよぎるのは、縁日でした沢山のキス。
数える余裕がないほど何度もされた。
「え、あの、その……」
鮮明に思い出してしまった私は固まり、視線をきょろきよろとさまよわせながらうろたえていた。
頬が無性に熱くて、今の私は真っ赤になっているかもしれない。
でも、実際付き合ってみれば幸せを感じると同時に不安も付きまとうの。
思いが通じ合うことは奇跡に近いことだと言うのに。
私はどんどん欲張りになっていく。
人並み以上に独占欲が強いかもしれない。
私の心の中身を覗いたら、いくら優しい悠くんでも、私の浅ましさにきっと幻滅するに違いない。
「響以上に綺麗で可愛い女の子はいないよ」
そんな私に悠くんは勿体ない言葉を差し出す。
「い、いるよ……っ、ん」
反論してみたけど、悠くんは突然私のあごを手に取り、上を向かせて唇を塞いだ。
塞がれた唇は中々解放されず、息継ぎができない私はきつくまぶたを閉ざしてなすがままにっていた。
酸欠で息苦しくなればなるほど、悠くんのシャツを掴む手に力が入り込んでしまう。
苦しい……でも、心地いい。
ぼんやりとした意識の中、私は悠くんのキスの甘さに浸り続けていた。
長いキスはようやく解放された。
私は足りない酸素を求めて肩で大きく息を繰り返す。
「不安が無くなるまでキスしようか? あの夜みたいに」
頭をよぎるのは、縁日でした沢山のキス。
数える余裕がないほど何度もされた。
「え、あの、その……」
鮮明に思い出してしまった私は固まり、視線をきょろきよろとさまよわせながらうろたえていた。
頬が無性に熱くて、今の私は真っ赤になっているかもしれない。